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横浜綜合法律事務所 アーカイブ

吉田 進一「3年後の風」

ソチ・オリンピックが終わり1年近くが経ち、早くもウインタースポーツは次のシーズンが佳境に入っております。オリンピックで活躍したスキージャンプの髙梨沙羅選手は、ワールドカップ8連勝こそなりませんでしたが、第2戦、第3戦で連勝するなど、その雄姿は相変わらずです。
髙梨選手は、昨シーズン、ワールドカップ13戦中10戦で優勝するという圧倒的な強さでオリンピックを迎えました。しかしながら、オリンピックでは4位と、髙梨選手にとって不本意と思われる結果となりました。
ところで、スキージャンプは、一般に、ウインドコンペンセーションを考慮してもなお、向かい風が有利とされています。そして、オリンピックで、髙梨選手は、出場した30選手中、27位だった選手に次いで2番目に不利な風の中でのジャンプを余儀なくされました。
しかしながら、高梨選手は、競技終了直後のインタビューで、オリンピックは、「やはりどこか違うところがあるなと感じました。」と答えており、風の影響については言及していません。1本目は、出場選手中最も不利な風の中、トップと僅差の3位につけていたのですから、2本目だけでいえば9位という結果をみれば、やはりどこか違ったのかもしれません。昨シーズンのワールドカップを、最終的に18戦15勝という驚異的な成績で終えた髙梨選手にとって、どんな風であっても、自分がもっといいジャンプをしていたら、という思いだったのでしょう。今シーズン前のインタビューでも、オリンピックの結果について、「どうしようもなく悔しい気持ちをどこにぶつけたらいいのか、もやもやした気持ちがある。」「もっともっと自分の技術を磨いていかなければいけないと思いますし、精神面も強くしていかなければいけない。」と答えており、3年後のオリンピックこそ、どんな風が吹こうとも、支えて下さる人たちにより良い結果をお見せする、という決意のようです。
とはいえ、3年後のオリンピックでは、とびきり良い風が吹いてほしい、その風の中を、「わたしのジャンプみてください!」(とつぶやきながらアプローチを組むそうです)と、大観衆の中に高く飛び出していってほしいと願っています。

2月 12, 2015

吉田 進一「あっぱれ!浅田真央選手」

ソチ・オリンピックも終わり、寂しい気持ちがする一方で、ようやく落ち着いた毎日を過ごせるようになりました。
4年に1度の大会ですから、出場する選手全員に、これまで準備してきたすべてを晴れの舞台で発揮してほしい、そう思っていましたが、100%のパフォーマンスを特に期待していた選手も何名かおり、その一人が浅田真央選手でした。
ショートプログラムは残念でしたが、フリースケーティングでは、あらためて浅田真央選手の天晴さを世界中に披露することができたのではないかと思っています。
フィギュアスケートの採点は、大きく技術点と演技構成点に分けられますが、技術点は、さらに基礎点(Base Value)と出来栄え点(GOE)に分けられます。
このGOEと演技構成点は、各審判員の採点によって決定されますが、Base Valueは、演技の種類ごとにあらかじめ点数が決められており、3名で構成されるテクニカルパネルが、演技の映像をスロー再生するなどして、実施された技を客観的に決定します。
そして、浅田真央選手は、2つのジャンプで回転不足(Under-rotated jump)と判断されたものの、そのBase Valueは、66.34でした(「たられば」ですが、Under-rotated jumpがなければ、そのBase Valueは、69.16でした)。
一方、メダルを獲得した3選手は、いずれもUnder-rotated jumpと判断されたジャンプはありませんでしたが、そのBase Valueは、アデリナ・ソトニコワ選手が61.43、キム・ヨナ選手が57.49、カロリーナ・コストナー選手が58.45でしたから、いかに浅田真央選手の技術が他の選手を圧倒するものであったかが分かると思います。
できれば、今季で引退といわず、来季以降も、競技者として活躍する浅田真央選手を応援する楽しみを、と勝手に思っています。

2月 26, 2014

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