横浜綜合法律事務所 コラム

澤田 久代「挙証責任」

裁判をする際には、挙証責任という問題がある。立証する義務を負う立場にある人が証明に失敗すると、自らの主張が裁判では通らない、ということである。その主張が、たとえ本当に真実だったとしても、である。
人は日常生活を送る中で、自分と関わる人と後に争うことが起きるなどと思って生活していない。ところが、ふとしたことで、食い違いが生じ、それがトラブルに発展し、裁判で解決しようという場面にまで及ぶことがある。すると、とたんに、何が真実か、というよりも、どう証明しなければならないか、と話がすり替わってしまう。裁判という制度上は仕方がない。相談した弁護士に、証拠はあるか?(たとえば契約書は作った?)、と聞かれて、困ってしまった経験をした人も多いだろう。自分の言っていることが真実であるのに、裁判所で認められなかった、という悔しい思いを経験した人もいるだろう。
それでも、お互いに引くに引けないところにくれば、裁判をやらざるを得ない。そういうときに、直接的な証拠はないとしても、間接的に証明できる証拠をどれだけ集められるか、そういう思いつきが弁護士としての仕事の楽しさかもしれない。

7月 10, 2014

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