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横浜綜合法律事務所 アーカイブ

家族が増えました

妻とご縁のあった方が亡くなり、その方の飼っていた猫を二匹引き取ることになった。
名前は、「コタロウ」と「ぼうろ」という。初日は部屋の隅に隠れて出てこなかったが、もともと人には慣れていて、3日もしないうちに、こちらの足にすり寄ってくるようになった。二匹は兄弟で、見た目もそっくりなのだが、性格はまるで違う。
食い意地が張っていて常に人間の食卓を狙ってくるのがぼうろで、人の食事より水槽の中の金魚を狙うのがコタロウ、トイレで自分のウンチを隠さないのがぼうろで、自分のウンチはしっかり隠して、ぼうろが隠さなかったウンチにまで砂をかけて隠すのがコタロウだ。
そして二匹ともよく毛が抜ける。前にも猫を飼っていたことはあり、毛が抜けることは分かっていたものの、品種にもよるのか、改めてこの二匹はよく毛が抜ける気がする。掃除機をかけた直後でも、もうフワッとしたかたまりが落ちている。歩くとすぐに毛だらけになるので、家の中で靴下を履くことは無くなってしまった。すべての毛を取るのは不可能なので、今後は私の服に猫の毛がついていても大目に見て頂きたい。
最初は丸まって寝ていた猫たちも、季節が暖かくなるにつれ、体を伸ばして寝るようになった。窓際で日光浴をしながら二匹並んで眠ている姿を見るだけで、こちらも幸せな気分になってしまうのが猫の不思議な魅力だ。

2021年8月6日

長瀬 陽朗「ドローンと威力業務妨害」

先日、首相官邸の屋上からドローン(無線で操縦される無人の小型航空機)が発見されるというニュースが世間を騒がせた。間もなく犯人が自ら警察に出頭したが、ニュースを見て弁護士として気になったのは、これが何の犯罪になるのか?ということだった。

今のところ、ドローンを直接規制するような法律はなく、航空法で規制された高度・空域以外は、誰でも自由にドローンを飛ばすことができる。機械が侵入しただけで、操縦していた人が官邸の敷地に侵入したわけではないから、建造物侵入罪等にはならない。通常は使用されていない無人の屋上に落ちただけでは、公務執行妨害罪にもならない。
もちろん、カメラ付きのドローンで他人のプライバシーを侵害したり、ドローンの衝突で他人の身体や財産を傷つけてしまったら、迷惑防止条例や民事上の損害賠償の問題にはなり得る。しかし、建物の屋上にドローンが着陸したからと言って、ただそれだけでは刑法上の犯罪にも、条例違反にもならず、屋根が傷ついたりしなければ民事上の損害賠償の問題も起こらないだろう。

今回の事件の男は、威力業務妨害罪の疑いで逮捕されることになった。
威力業務妨害とは、「威力」を用いて人の業務を妨害する行為のことだ。この「威力」というのは「人の意思を制圧するような勢力」などと言われているが、これは様々な状況に応じて判断されるので、一概には言えない。単純な暴行や脅迫を用いるものもあれば、職場の机の引き出しに猫の死体を入れた行為が「威力」とされた判例もある。
今回のドローンの飛行と着陸(墜落?)が「威力」にあたると警察は判断したようだが、裁判所はどう考えるだろうか。
ドローンの飛行についての先例はおそらくないが、一般的に、他人の土地の上空を許可なく飛行する行為が全て「威力」にあたるとは言いがたい。テロなどを厳重に警戒している官邸であればこそ、ドローンを侵入させることが「威力」にあたり得るのではないだろうか。

2015年6月26日

長瀬 陽朗「イタリア車の楽しみ方」

5年ほど前に、アルファ147という小さなイタリア車を中古で購入した。
イタリア車と言えば運転の楽しさの反面、故障の多さで知られる。最近はマシになったと言われているが、私が買った車は安いだけあって走行距離がかなり進んでおり、当初からある程度のトラブルは覚悟していた。
改めて振り返ってみると、やはりたくさん故障した。ざっと思い出しても、①走行中にいきなりハンドルが重くなる(パワステモーターの不良)、②リアワイパーが動かなくなる、③クラクションが鳴らなくなる、④ウィンドーウォッシャー液が出ない(タンクから液漏れ)、⑤バッテリーが腐食してエンジンルームで粉を吹く(エンジン始動せず)、といった感じだ。でもまあ、この程度ならば長く乗っている車ならあり得る話かもしれない。
これに加えて我が愛車は、⑥キーを差し込んでいないのに、ドアを開けただけでオーディオのスイッチが入る(もちろんキーレスエントリーなどない)、⑦夏なのに温度計の外気温表示がいきなり-35℃になり、車内の冷房が暖房に切り替わる(夏なのに!)、⑧ドアグリップの塗装が溶けて(?)、どのドアも握ると手に黒いベトベトが付く、といったわけわからない現象もあった。さすがにこういうトラブルは日本車ではお目にかかれないと思う。
そしてこの程度のトラブルで参っているようでは、イタリア車オーナーの資格はない。やたらクイックなハンドリングと心地よいエンジン音に加え、予想外のヘンテコな故障を個性として楽しむ資質が求められるのだ。
そんな愛車にまだまだ乗り続けるつもりであったが、最近、ついにセレスピード(変速機)のエラーが頻出して、発進やギアチェンジの際に変なショックを感じるようになった。乗る度に、ひょっとしたらどこかで走れなくなるかもしれないな、と思いつつ運転している。これも修理してさらに延命させることもできるけれど、これ以上修理すると購入価格を超えてしまいそうであり、子供を乗せた時の安全性も気になってきたので、いよいよ退役させることを考えている。
ラテン系の車は存分に楽しんだので、次は実用性重視の日本車にしようと思っている。

2014年6月10日

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