横浜綜合法律事務所 コラム

稲村 育雄「~海水魚~」

海水魚の飼育を始めてから、2年半が経ちました。現在は、オーバーフロー水槽(メイン水槽下部に濾過水槽を配置し、濾過水槽からポンプで組み上げた海水をメイン水槽に汲み上げる循環を繰り返す水槽)で、クマノミ2匹、カクレクマノミ1匹、ナンヨウハギ1匹、キンギョハナダイ1匹、コブヒトデ1匹、エビ3匹、ウニ1匹、ソフトコーラル、その他貝類を飼育しています。当初は、カクレクマノミのため、その隠れ家となるイソギンチャクも頑張って飼育していましたが、長期飼育はなかなか難しく、イソギンチャクの飼育は長らく中止しています。

海水魚は、広大な海の安定した環境で生息しているため、酸素不足や水質(アンモニア濃度、亜硝酸濃度、pH等)悪化、さらには、水温変化に、非常にデリケートな生き物です(淡水魚の何倍もデリケートです)。そのため、その飼育には、水質・水温(25℃前後)を安定させるためのそれなりの設備(プロテインスキマー、観賞魚用ヒーター、観賞魚用クーラー、濾過装置、殺菌筒など)が必要であり、また、海水の入れ替えと苔の除去などといった定期的なメンテナンス作業を怠らないことが、非常に重要となります。

ところで、アメフラシって、ご存知ですか。アメフラシは、梅雨に大量発生するとされる巻貝の一種で、驚くと紫色の色素を吐き出し、その様子が空を覆う雨雲に似ていたことからその名前がついたとされる、見た目はナメクジみたいな生き物です。
今年の夏、三浦半島に釣りに行った際に、磯場でアメフラシを見つけ、水槽に入れてみたところ、驚くことが起きました。その数日後、水槽の隅々のありとあらゆる苔がすべて消え去り、水槽が立ち上げたばかりの新品のようにきれいになったのです。しかも、その後も水槽に全く苔が発生しないのです。
アメフラシについてちょっと調べてみたところ、アメフラシの餌はアオサなどの柔らかい緑藻類のようで、しかも、アメフラシは大変な大食いだそうで、どうやら、アメフラシが水槽の隅々まで苔を食い尽くしてくれたようです。
その見た目からは全く想像できない、素晴らしい働きをしてくれ、おかげで、水槽の苔掃除を当分の間、全くしなくてもよくなり、非常に助かりましたが、水槽でアメフラシを長期飼育することは難しいようで、それから数カ月が経ち、いつの間にかアメフラシは姿を消し、今では、再び、苔の除去が私の毎週末の日課となっています。

2013年11月8日

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