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コラム2025.11.10
青唐辛子
何年か前、園芸店でピーマンとキュウリの苗を探しているとき、青唐辛子の苗に目が留まり、試しに買ってみました。
青唐辛子は、食べると口の中や唇がビリビリと痺れ、痛くなります。
ところが、収穫していくうち、全く辛くないものがあることに気が付きました。
何でだろうと思い、インターネットで調べてみたところ、青唐辛子は、辛くするためには、水と肥料を少なくして株にストレスをかける必要がある、という記事がありました。
どうやら、青唐辛子は、できるだけ水と肥料をやらず、枯れる寸前の状態にすれば辛くなるらしいことが分かりました。
そこで、考えついた栽培の基本方針が、「ぎりぎりまで」。
ピーマンやキュウリには肥料と水を十分にやるのに、青唐辛子には、肥料は全くやらず、水もほとんどやりません。葉が黄色くチリチリに萎れ、見るからに枯れそうになったとき、たっぷり水をやります。このように栽培して収穫した青唐辛子は、辛くなります。赤くなるまで待って収穫すると、もっと辛くなります。半面、雨が降った時期に育った青唐辛子は、辛くなく、つまらないものになります。青唐辛子の立場で考えてみたら、酷い話しではありますが。
それからは、毎年、青唐辛子の苗を買い、辛さを楽しんでいます。