私にとっての卓球の魅力
中学から現在まで、私は細々と卓球を続けている。卓球にハマったきっかけは、他のどのスポーツにもないボールの回転量の多さであった。
私は、現在の同年代ではあまり見かけないカットマンという守備の戦型で、相手の攻撃をカットで返球するのが基本である。私のバックカットは、回転が好きで意識していることもあってか、昔から回転量が多いらしい。
頻繁に練習をしていた時代には、回転量が多いから絶対に返されないだろうという確信を持てるカットができることも、たまにあった。その時は、なぜか普段より相手のラケットのスイングが遅くなっているように見え、相手のラケットがボールに当たる前に、そのスイングではボールがネットを超えないと確信が持てる不思議な感覚に陥る。カットマンは、相手に攻撃させてミスを誘うといった、例えるならば、相手を落とし穴にきれいに落とすことが仕事である。自分が用意した落とし穴にきれいに相手が落ちてくれると、普段味わえない爽快感に包まれる。
最近は、練習をする機会も減り、この爽快感を味わうこともなくなってきたが、この文章を書いていて、また味わいたくなってきてしまった。時間を見つけて練習しようと思う。
2021年11月26日